発表会について

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発表会という一日を経験する度に、
驚くほど大きく子どもたちが成長するのです。

こんな子がいました。
はじめての発表会。レッスンでも振り付けを覚えない。すぐサボる。
発表会当日は、リハーサルから泣きじゃくり。
でも本番直前に・・・「出るのをやめる？」と先生が聞くと、首を横にはげしくふり、上級生に手をしっかり握られ、どうにか舞台に上がりました。
その後レッスンにくるのか心配でしたが、いつも通りにレッスンに現れて、その日以降、とつぜん真剣にレッスンに取り組むようになったのです。
そして、翌年の発表会では、この子がほんとうに昨年泣いていた子か・・・と、見違えるほど立派にこなしました。
きっと彼女は、発表会という一日を過ごし、悔しい思いや舞台に対する憧れと怖さ、厳しさ、仲間の大切さ・・・小さいながらも、たくさんの思いを感じたのでしょう。
そんな彼女は高校生なった今も、熱心にレッスンを続けています。